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英検CBTという検定試験がスタート!詳しく説明

2020年度から大学入試共通テストで英語の方式が変更されることに合わせて英検でも新しい方式が採用されています。

今回大きく変更されるのは、「英検S-Interview」「英検S-CBT」「英検CBT」の三種類です。
そこでここでは「英検CBT」について紹介していきたいと思います。

英検CBTとは

CBTとはComputer Based Testingのこと

この試験は「大学入試英語成績提供システム」の参加要件を満たしていることが確認された民間の資格・検定試験となっています。

こちらのテストはコンピューター上で受けることができる英検です。

パテーションを使って個別に仕切られた場所で「パソコン」「メモ用紙」「ペン」「ヘッドセット」がある場所で受けることになります。

従来の英検では面接試験はネイティブスピーカーとの対人試験でした。
しかしこの英検CBTではパソコンの画面に向かって話すシステムとなっています。
受験の受け方が変わるのですが、問題の構成に関しては大きな違いはないようにされています。

そのため、難易度や採点基準、合否判定、試験の価値には差はありません。

もちろん従来型の英検と新方式の英検の合格証明書類は同じです。

もし新方式で受験した場合でも今まで通りの成績がつけられます。

リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングのそれぞれで点数が出されますので安心しておきましょう。

CBT試験の実施時期や回数は

以前から英検の2級と準2級では英検CBTの試験が実施されていましたが、2018年の8月から2級、準2級、3級において英語4技能検定試験として新たに始まることとなりました。

以前の方式では筆記試験が一次試験、対人面接が二次試験として別の日に行われていましたが、新しい英検CBTの試験では1日で4技能の試験すべてを受験することができるというメリットがあります。

また、通常の英検と英検CBTで同じ級を併願して受験することが可能となっており、通常の年3回の英検に加えて英検CBTを2回(2019年度からは3回)受験することができるために受験機会が大きく増えました。

英検CBTは毎月開催されていますが、年に3回までしか受けることはできません。

つまり従来の英検と合わせると年に6回受験することができるようになっているのですが、問題の「大学入試英語成績提供システム」には従来の英検の資格は反映されないために注意が必要です。

一次試験免除資格について

もともと英語検定協会は一次試験免除は付与しないという状態で新しい方式をスタートする予定でした。

しかし必要なシステムが構築できたことなどから、2018年8月のスタートより、「既存の英検に付与している一次試験免除を英検CBTにおいても付与する」と発表されました。

これは一次試験で合格したものの二次試験に不合格だった人は、一次試験免除が付与され、次回以降に英検を受験する際には一次試験免除で申請して受験できます。

ただし英検CBTから受け始める場合はすべての受験者が1日で4技能を受験するテストですので、こちらの試験では一次試験免除申請はできないということに注意しておきましょう。

英検CBTの対策について

CBTを受けるのに必要な対策1、タイピング

基本的に従来の英語検定と難易度は変わりませんので、英語能力が余計に必要になるということはありません。

それ以外に必要な対策が2点あるのです。

まずは「英語でのタイピング能力」です。

英検CBTではパソコンに入力して解答していきますので、英語をタイピングできるという能力が必要になるのです。

つまりもともとタイピングが遅い、間違いが多い、という人には非常に不利になるということです。

また、ある程度タイピングに慣れている人でも、英語で打ち慣れているという人はそれほどいないかもしれません。

この対策としては、
「普段から英語でインターネット検索を行う」
「英語でチャットやメールでやりとりをする」
「英語のタイピングゲームを行う」
などのようにとにかく「英語でタイピングする」ことがもっとも効果的となります。

理想は日本語を打つのと変わらない速度でタイピングできるようになることです。

CBTを受けるのに必要な対策2、スピーキング対策

従来の英検と大きく違うのがこの「スピーキング」です。

対人面接ではなくなりパソコンに向かって話すということになりますので、画面を見ながらマイクで話すという形式に慣れていなければいけません。

また、対人のときのように表情や身振り手振りで説明することもできないのでかなりの慣れが必要となります。

この対策としてはパソコンやスマートフォンでできる「オンライン英会話」がおすすめです。

月額が1万円もかからないというものや、基本使用料が無料で使用した時間分だけ料金がかかるという形式のアプリもあります。

これであれば数百円程度から始めることができますので、気軽に練習できるでしょう。

慣れてくると楽しく利用することができますので、英会話力も向上させることができるでしょう。

まとめ

この英検CBTの試験形式は高校1年や2年のうちから受けることができます。
もっておけば後で役に立つ資格ですので、早め早めに行動して対策をしていきましょう。