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高校受験!勉強時間の目安はどれくらい?

高校受験シーズンもいよいよ大詰め。
周りでも「丸一日勉強している」なんて声が聞こえることもあるのでは。

この直前期、いったいどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
高校受験を成功させるために、必要な勉強時間についてお伝えします。

▼目次

直前期、どれくらいの勉強時間が必要?

高校受験の勉強時間のざっくりとした目安

高校受験の勉強時間の目安は、以下の通りです。

部活は既に引退しているものとして想定します。

・授業のある日……4~5時間(16:00~19:00/21:00~23:00)
・授業のない日、冬休み……8~10時間(9:00~12:00/13:00~18:00/21:00~23:00)

平たく言えば、「出来る限り勉強時間に当てた方が良い」ということですね。

とはいえ、本当に必要な勉強時間は、人によって違います。

その人に合った勉強時間の決め方は、後ほど紹介します。

「勉強時間の平均」は参考にならない

結論から言うと、「勉強時間の平均」はほぼ参考になりません。
理由は、必要な勉強時間は人によって異なるからです。

ですから、ある企業の調査では「平均3.5時間」だったり、ある塾では「平均4時間」だったりします。

しかし重要なのは結局「自分にはどれくらいの勉強時間が必要か?」ということなので、「勉強時間の平均」という言葉に、必要以上に惑わされないようにしましょう。

どれだけ偏差値が必要か?がポイント

ではどうやって自分に必要な勉強時間を決めるのか。
ポイントになるのは、

  • ・志望校の偏差値と、今の自分の偏差値の差
  • ・残りの期間

の二点です。

ざっくりと、残り時間は12月から2月までのおよそ2ヶ月間とします。

例えば志望校の偏差値が60だけど、最近の模試結果の偏差値は50しかない。

その場合、10偏差値を上げなくてはなりませんね。

このように

  • ・志望校の偏差値まで20開きがある場合
  • ・志望校の偏差値まで10開きがある場合
  • ・志望校の偏差値まで5開きがある場合
  • ・志望校の偏差値に届いている場合

に分けて、勉強時間の決め方を見ていきましょう。

学力別、勉強時間の決め方

志望校の偏差値まで20開きがある場合

・授業のある日……5時間
・授業のない日、冬休み……10時間

2ヶ月で偏差値を20上げるのは、簡単なことではありません。

しかし、頑張りとやり方次第では到達出来る可能性もあります。
ですから、諦める前に「どうすれば偏差値を20伸ばせるか」
という作戦を練りましょう。

前提として、授業のある日は5時間・休みの日は10時間と、
「出来る限りの時間」を勉強にあてる必要があります。

志望校の偏差値まで10開きがある場合

・授業のある日……4時間
・授業のない日、冬休み……9時間

偏差値を10上げるには、苦手分野の補強と過去問の演習が必要です。

  • ・苦手分野を克服して、問題を解ける状態にする
  • ・過去問演習をして、分かる問題を速く正解出来る得点力を付ける

この二つの取り組みに、半分ずつ時間を割くといいでしょう。

志望校の偏差値まで5開きがある場合

・授業のある日……3時間
・授業のない日、冬休み……8時間

「志望校まで偏差値が5足りない」という状況は、
「問題を解くことはだいたい出来るけど、いざ試験となると得点出来ない」
というケースが多く見られます。

その場合、過去問を本番と似ている環境・同じ時間配分で解く練習をしましょう。

志望校の偏差値に届いている場合

・授業のある日……2時間
・授業のない日、冬休み……6時間

既に志望校の偏差値に届いている場合。

よく頑張っていますね。とても立派なことです。
でも、「もう大丈夫だろう」という感覚がくせ者なんです。

「偏差値」とはそもそも、「集団の中でどの位置にいるか」という数字です。
つまり、自分以外のみんなが得点を上げれば、自分自身の位置(偏差値)
は下がっていってしまいます。

ですから、現時点で既に偏差値が足りていても、継続して勉強する必要があります。

「必要な勉強時間」はあくまでも目安

学力の伸びは、必ずしも時間に比例する訳ではありません。
ですから、「必要な勉強時間を正確に測る」ということは、とても難しいです。

とはいえ、時間をかければかけるほど、学力が伸びる可能性は高くなります。

紹介した勉強時間はあくまで目安ですが、「最低でもこれくらい時間をさくぞ」という気持ちで頑張ってみてください。

勉強時間を確保するときの注意点

スケジュールを見直す

勉強時間を確保するためには、スケジュールを徹底的に見直しましょう

一日の中に無駄な時間はないか、無計画に息抜きしてしまっていないか。

通学時間や寝る直前のちょっとした時間を活かすのも一つの手段です。

周りの「勉強してない」はアテにならない!

周りの「勉強してない」ほどアテにならないものはありません!

長時間勉強している友達を目標にするのはいいことですが、「全然勉強してないよ」という友達の言葉に安心するのは避けましょう。

長時間勉強のススメ

不安・後悔を和らげる

勉強時間を長くとることは、単純に不安や後悔を和らげます。

上手くいかなかったらどうしよう……という不安を、勉強で紛らわせられます。

それに、結果が出たあとで「もっと勉強しておけばよかった」と思ってしまうのは苦しいことです。

教養と自信に繋がる

どんなに成績が良くても、それでも勉強時間を長くとることをおすすめします。

なぜなら、将来の教養と自信に繋がるからです。

中学校で習う単元は、社会に出たときに必要な教養の下地になるものです。

「一所懸命頑張った」という自信は、いつか必ず自分に勇気をくれます。

無理はせず、でも後悔しないように

これまでご覧になって、「そんなに勉強しないといけないのか……」とお思いになったかもしれません。

いきなり勉強時間を大幅に増やすのは、誰だって無理があります。

少しずつ頑張って、後悔を残さないように勉強時間を増やしてみてください。