2019中学入試【新設】日程を詳しく解説!
中学入試は毎年のように何かしらの変化が起こっています。
共学化や試験科目の変更、入試日程の追加など、その情報を知らなければ不利になるというものも多くあります。
そこでここでは2019年の中学入試において変化があったものや最近の入試の流行などについて紹介していきたいと思います。
▼ 目次
2019年度の入試日程
2019年度からの変更点と注意点
中学入試は解禁日が都道府県ごとに決まっており、その日よりも前に入試を行うことは禁止されています。
2019年度の入試日程は首都圏では東京都・神奈川県が「2月1日」、埼玉県「1月10日」、千葉県「1月20日」となっています。
本命が都内や神奈川県の中学校の場合、「10日前」「20日前」に埼玉や千葉で入試があるために「お試し」「腕試し」として受ける受験生が多いのが特徴的です。
また増えてきているのは「男女共学化」「中高一貫校化」といったものです。
数十年前から比べると「男子校」「女子校」は急激に減少しており、共学化になる学校が増えています。
これは首都圏でも近畿圏でも同様の流れです。
日程をしっかり組んでいないと起こる失敗とは2019年度のサンデーショック
中学入試の一つのポイントに「サンデーショック」というものがあります。
これはキリスト教系の学校、ミッション系の学校、カトリック系の学校などで行われるものです。
キリスト教系の学校にとっては日曜日は安息日にあたり、教会を訪れる日でもあります。
つまりその日に入試を行うことはできないのです。
そのため入試日が日曜日に当たる場合は日にちをずらすということがあります。
このことによって本来同じ入試日のためにどちらかしか受験することができない2つの学校の入試をどちらも受けることができたりします。
それがサンデーショックです。
今回2019年後の入試では「女子学院中学校」がこれに当たります。
入試日が2月2日にずれたことで、桜蔭中学校や雙葉中学校を併願で受験することが可能となります。
特にキリスト教系の学校は女子校に多いので、しっかりと確認しておきましょう。
広がる当日発表やweb出願
年をおうごとに増えているインターネット活用ですが、それは中学入試にも大きく影響しています。
まず中学入試ではweb出願が当たり前となってきています。
必要事項を専用のページから入力して、中には証明写真もデータ化して添付するという学校も増えてきています。
また、以前のように入試の数日後に学校で掲示して合格発表というものではなく、午前中に受けた入試は当日中にネットで合格発表を行う学校が増えています。
例えば2月1日のうちに合格が確定した場合、2日の入試は受けないという受験生も増えているのです。
2019年度の新設入試制度について
2019年度から変更があった学校と内容
首都圏の主な中学入試では「午後入試」を新設する学校が増えてきています。
また新設校や共学化などの変化が見られます。
「web出願に変更」
・開成中学校
・麻布中学校
「新設校」
・ドルトン東京学園中等部(新校名)
・細田学園中学校
「午後入試を新設」
・晃華学園中学校
・巣鴨中学校
・香蘭女学校中等科
「2月2日午後入試 (募集人員:60名)」が新設。
・世田谷学園中学校
・三田国際学園中学校
「2月3日午後入試 メディカルサイエンステクノロジークラス(募集人員:30名)」が新設。
・開智日本橋学園中学校
「2月1日午後入試(特待生入試)」に算数1科が新設されます。
・桐朋女子中学校
桐朋女子中学校に、英語1科目の「2月1日午後入試(募集人員:10名)」が新設。
・普連土学園中学校
「共学化」
・武蔵野大学中学校(新校名)
・桐蔭学園中等教育学校
・横浜富士見丘学園
ますます増えている英語入試について
英語によるコミュニケーション能力が問われるグローバル社会において英語教育は必須とも言えます。
小学校でも「外国語活動」が5年生から必修となっており、2020年には「外国語」として教科として導入される方針が打ち出されています。
その影響は中学入試にも出ています。
昔は「国・算」の主要二教科に加えて社会や理科が選択制であったり、その応用で三科目試験、四科目試験であったのですが、社会や理科の代わりに英語を科目にする学校が増えているのです。
英語入試を実施している中学校としては、
・郁文館中学校(共学校)
・麴町(麹町)学園女子中学校(女子校)
・目白研心中学校(共学校)
・立正大学付属立正中学校(共学校)
などがあります。
この流れはますます進んでいくことが予測されており、中学入試においても「英語」の重要度はさらに増していくでしょう。
まとめ
中学入試は日程や試験科目などが毎年のように変更がある入試です。
試験の日程や試験科目などは早いうちから情報を知り、それに対応していくことが求められています。
共学化や新設校という動きもありますので、常に新しい情報を得ることができるようにしておきましょう。
正しい情報を得ることが入試を有利に進めていく一つの方法だと言えるからです。