高校受験の面接は、ポイントを押さえて対策しましょう
今回のテーマは高校受験の面接についてです。
受験では学力試験の他に面接が行われる場合があります。
勉強はしっかりとしてきたものの、面接対策をしていなかったために受験に失敗するということもあります。
そこでここでは高校受験で行われる面接について重要なポイントを順番に紹介していきたいと思います。
【目次】
面接の重要性とそのポイント
面接では人間性が見られる。まずは身だしなみ
学力試験では学力が計れても人間性はわかりません。
そこを見るために行われるのが面接です。
私立学校では「欲しい生徒」「欲しくない生徒」がはっきりとしています。
欲しい生徒とは、「成績が優秀」「常識がある」という生徒のことです。
逆に入学してほしくない生徒は「学力不足」「常識がない」「問題や不祥事を起こしそう」という生徒です。
特に私立の学校は問題やトラブルを起こされることを非常に嫌っています。
そこで問題を起こしそうな生徒を面接で見つけ出すのです。
極端な話ですが、制服を正しく来ていなくて髪の毛の色が茶色や金髪の生徒がどれだけまともな答えを言っても合格はしないのです。
ただし地毛が茶色い生徒などは説明しておいた方が良いでしょう。
水泳などをしていた生徒は塩素で髪が茶色になることがよくあるからです。
もちろん遺伝の場合もそうです。
それ以外に関しては清潔でさっぱりとしていればそれで大丈夫です。
基本は聞かれたことにハキハキと答える
身だしなみを整えたら面接の内容について対策をしましょう。
慣れていないことなので緊張することもあるかもしれませんが、基本は「聞かれたことに大きな声でハキハキと答える」だけです。
面接では試験官から質問がされます。
その質問に対して、あまり時間をかけて悩まずに、相手の顔を見て大きな声で答えるのです。
この際、下を向いてしゃべったり、声が大きすぎる、小さすぎるというのは減点対象です。
もちろん何も答えずにずっと黙っているというのは論外です。
焦る必要はありませんが、すぐに答えが出さないと思った時は、「お時間をいただけますか」「質問を変えていただけますか」と答えるのも良いでしょう。
聞き取りやすいようにハキハキと滑舌良く話しましょう。
姿勢、表情、目の動きにも注意
面接で重要になるのは声だけではありません。まず姿勢です。
緊張しすぎず、リラックスしすぎず、適度に力を抜いている程度が良いでしょう。
あまり前のめりにも、後ろにもたれるのもよくありません。
そして表情です。
顔がこわばってがちがちにならないように、かと言ってにやにやしないように普通にしていましょう。
注意しなければいけないのが目の動きです。
あちこちをきょろきょろとしたり、答えている最中に視線がウロウロとするのはいけません。
自信がない答えというように受け取られます。
面接で答える内容について
志望動機は校風や教育方針がおすすめ
面接においてほぼ100%の確率でされる質問があります。
それは「なぜこの学校を志望したのか」という質問です。
このときに答えてはいけない答え方としては、「近いから」「偏差値的に入れると思った」「なんとなく」「親が勧めた」「塾の先生が決めた」というようなものです。
ここはやはり「この学校のこういった施設や設備が気に入った」「教育方針が自分の考えに合っていた」という答えが良いでしょう。
もちろんパンフレットやホームページを見て、校風や教育方針については予習しておきましょう。
聞かれそうな質問については答えを用意しておく
その他にもよく聞かれる質問というのがいくつかあります。
自分の長所や短所、趣味や特技、好きな科目やスポーツなどです。
「尊敬する人」「読んでいる新聞」などは最近はプライバシー保護の観点からも質問されることはなくなってきています。
これらのよく聞かれる質問については聞かれてから考えるのではなく、前もって簡潔に答えられるように考えておきましょう。
ある程度用意している答えがあると慌てることなく、落ち着いて答えることができるでしょう。
練習はもちろんしておくべき
自分では答えられるつもりになっていても本番ではなかなか思うように話せないものです。
面接についても練習できるのであればしておいた方が良いでしょう。
その際、注意しておきたいのは「普段指導しているよく知っている先生ではない方が良い」ということです。
知っている先生に練習してもらうとどうしても甘えが出ます。
塾や学校では自分を教えていない先生、個別指導や家庭教師であれば本部などがこういった面接対策をしていることがあります。
できるだけ親しくない人を相手に面接練習をしておけば、かなりの自信になるでしょう。
まとめ
面接は学校や試験方式によってある場合とない場合がありますが、それだけにある場合には注意が必要となります。
その時次第でどうにかなる、と思わずに前もってしっかりと準備をしておくことが重要なのです。