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過去問への取り組みのポイント

新年が始まり、受験生にとっては最後の追い込みの時期になってきました。

今回は、過去問への取り組みのポイントについてです。

中学受験、高校受験、大学受験と受験にも色々とありますが、「過去問」はどの受験においても必須のものとされています。

自分が受験しようとしている学校で過去に出された入試問題を自分が解くことでその学校の出題傾向や配点を知り、自分の力を試すということもできます。

ここでは高い効果を出すことができる過去問の取り組み方を紹介していきたいと思います。

過去問の解き方

科目はすでに学習が終わったものから解く

過去問を解いていく際に早くから動いた人はまだ学校ですべての単元が終わっていないという可能性があります。
特に高校入試の際は数学の「三平方の定理」や社会の「経済分野」は比較的学習が終わるのが遅く、早くから過去問をするとまだ習っていない単元が出題されている可能性があります。
すでに学習単元が終わった科目からやりだすのがもっともスムーズだと言えます。
例えば、国語などは特に習っていないから解けないという単元は出にくいので最初にやるには向いている科目だと言えます。

古い年度のものから順に解いていく

本屋で販売されている赤本などの過去問題集はたいていが過去5年分の問題が掲載されています。
これを前から順番に解いていくと最新のものから過去に向かっていくことになります。
問題は年度が新しいほど現在の出題傾向に近づいていきますので、できれば過去のものから現在に近づいていったほうが良いでしょう。

また、兄弟が使用していたものや、塾などに備えられている赤本には5年以上前の過去問があることがあります。
私立学校の出題傾向は急に変わることは少ないので、ある程度前のものでも十分に利用できます。
その学校の過去問であればどんどん解いていって良いでしょう。

実際の入試と同じ状況にする

他の問題集を解くように適当に解いてはいけません。
過去問を解く際には実際に時間を計って本番と同じ制限時間で解かなければいけないのです。
制限時間が過ぎたら途中でも解くことをやめましょう。
その際、制限時間がきたタイミングで違う色のペンに持ち替えて解き続けて、「時間通り」「時間オーバー」それぞれで点数を出すと良いでしょう。
もう少し時間配分がうまくなれば何点までは取れる、という目安になります。
年度を重ねるごとに時間配分も覚えていきましょう。

なぜ点数が取れないかを明確にしていく

過去問は解いてみて何点取れるかということも重要ですが、間違えた場所はさらに重要です。
理解していないから解けないのか、ケアレスミスで間違えたのか、時間が足りなかったのかという理由をはっきりとさせていくのです。
時間が足りない分は時間配分を上達させることで、ケアレスミスは注意深く問題を解くことで解決していきます。
理解していなくて解けなかった問題は、入試までの日数を計算して、可能な限りその単元を集中的にやり込むようにします。
家庭教師や塾に相談するのも良いでしょう。

余裕があるのであれば他の学校の過去問も解いてみる

自分の志望校の過去問を何周も解いて時間的に余裕があるのであれば、そこと同じくらいの偏差値の学校の過去問を解いてみるのも良い方法です。
色々な学校の過去問を解いていると「よく出題される問題」を見ることがあります。
こういった入試問題に良く出る問題に慣れていくことで、頻出問題に強くなるというメリットがあるのです。
このときあまりにも偏差値が上すぎる、下すぎる学校はあまりおすすめはしません。
近い偏差値の学校を探していきましょう。

過去問の扱い方

手に入れるには

普通に大きい本屋に行けば購入することができます。
他には学校説明会などに行くともらえることがありますが、これはあまりおすすめできません。
学校などで配布される過去問題集は過去1~2年分しか掲載されていないことが多く、解答も答えだけで解説などがついていない薄い冊子のようなものが多いからです。
参考にはなりますが、やはりしっかりとした過去問題集を手に入れるようにしましょう。

家庭教師や塾で使われることも

自分が受けようとしている学校の過去問を家庭教師や塾の授業で使用されることがあります。
すでにその年度を解いていたりすると正確な点数は出ませんので、できれば家庭教師や塾の先生にどの学校のどの年度を授業で使用する予定かは確認しておいたほうが良いでしょう。

過去問題集に頼り過ぎない

受験生の中には過去問題集を解いていることで安心してしまう生徒もいます。
過去問題集は受験勉強のすべてではありません。
それまでに行っていた基礎問題の反復や、実践問題のやり込みなどはもちろん続けていかなければいけません。
過去問題集はそれらの勉強をする際の目安として使用することが理想なのです。

まとめ

過去問題集は漠然と行うだけでは十分にその効果を発揮できません。
せっかく取り組むのですから、最大限その効果がでるように取り組まなければならないのです。
正しい扱い方をすることで、入試に向けての武器としていきましょう。